皆さまこんばんは。
齊藤三段です。
...あまりにも更新がなさすぎてカーオーディオファンの皆さまの、
ネットサーフィン巡回リストから外れてしまったのではないかと
恐怖している今日この頃です。
申し訳ありません。
さて、久しぶりの更新ですが濃いインストールをお届けしたいと思います。
今回ご紹介するのはマツダのCX−3です。
今年の2月に発表されたマツダのコンパクトクロスオーバーSUVです。
SKYACTIV-D 1.5を名乗るディーゼルエンジンですが、かなり静かです。
ボディサイズは大きすぎず小さすぎずといったところでしょうか。
話はそれましたがオーディオシステムを。
インストレーションを見ていきましょう。
ヘッドユニットは純正です。
そう。通称”マツコネ”ことマツダコネクトです。
モニター部分とAVナビシステム本体が別体となっており、
事実上交換が容易ではありません。
今回は純正システムを生かしてオーディオシステムを構築します。
運転席下のプロセッサーです。
カバーの下に「HELIX DSP PRO」が配置されています。
純正システムの入力とデジタルケーブルによるハイレゾプレーヤーの
入力を切り替えて使用します。
ハンドルコラム左側のDSP用リモコン「URC−2A」です。
上のボリュームがデジタル信号用に割り当てられています。
一番下のスイッチでアナログ入力とデジタル入力を切り替えます。
シフトの側にデジタルケーブルを出してあります。
続いてラゲッジルームのパワーアンプです。
今回使用するスピーカーはDIATONEのSA−3です。
左の「RS−A99X」でツイーターをBTL駆動、
右の「RS−A09X」でミッドバスを駆動します。
RCAケーブルはオーディオテクニカの「AT7728」 です。
スピーカーケーブルはサウンドクオリティーアイの「4S8 CRYO」です。
ツイーターマウントは「Aピラーワンオフ」です。
ミッドバスは「アウターハイアングル」です。
リスナー向きにかなり角度がつきます。
ただカッコイイから角度をつけるわけではありません。
パテ使用量の増加による重量増、センターコンソール間に発生する定在波
によるキャンセリングの減少等...見た目のインパクト以上にいいコトだらけ
なのです。
アウター部分の取り付け前です。
ドア防振は「PAC2」です。
アウター鉄板の防振 + インナー鉄板の防振 + 内張りの遮音・防振です。
アウターハイアングル用のドアバッフルです。
最近のマツダ車全般に言えますが、かなり大きなバッフルになります。
樹脂のインナーパネルは切り取って、鉄板に固定します。
きっちりフローティングマウントさせてあります。
インナー鉄板が平らでは無いため、正直なところを申しますと造るのは大変です。
最後に。
何故か天井です。
ルーフ防振です。
ルーフを叩いて「カンカンカン」という響きが無くなるように貼り付けてあります。
天井を触ってみるとわかりますが、音楽の再生中、ルーフもかなり振動しています。
付帯音を出しているのはドアだけではありません。
かなりハイエンドな内容のCX−3になりましたが、使用するオーディオ機器の
良さもあり、インストールの要所もきっちりと抑えてあります。
サブウーファー無しのシンプルなフロント2WAYですが、力強く繊細な音がします。
特にスピーカーユニットの固定に関しては、シンプルなシステムであるからこそ、
改めてインストールの重要性を感じます。
入力の拡張性が高いHELIX DSP PROですので、今後のハイレゾ再生も
楽しみです。
齊藤・三段